以前、「バッテリーについて」という記事の中で、現在使っているバッテリー(Kung Long WP22-12NE)の設計寿命は3年〜5年と書きましたが、交換して4年4か月、ついにその日がやってきました。
普段はガレージ内でヘラープラグ付の充電器(純正部品番号 98010438800)を使用して維持充電しています。
この充電器は日本のアルプス計器(現オリオンオートクラフト株式会社)がOEM供給している12V用で、BMWをはじめ様々な会社から販売されています。製造会社部品番号はP1210TRです。
二輪車用充電器]P1210TR - オリオンオートクラフト株式会社
劣化の症状として、充電器の赤LEDが点灯したまま(回復充電中)で、80%以上の充電状態を示す緑LEDが点灯しなくなりましたので、やむなくバッテリーを交換することにしました。
Kung Longのバッテリーが値上がりして、51913型*1のバッテリーと価格差がほぼなくなったので、今回はデイトナの「ハイパフォーマンスバッテリー DYT52113」を購入しました。
それでは交換していきます。
51913型バッテリーのメリットについては冒頭の過去記事に記載していますが、小さいのでシートを外さずに交換できることも大きなメリットです。
バッテリーの出し入れの際はリアフレームの配線が干渉するので、下の写真のインシュロック(タイラップ)2か所を切って配線をずらすと作業しやすいです。
新しいバッテリーと外したバッテリーの重量を比較してみました。
分解能0.2kgの体重計なので参考値ですが、0.6kg程軽くなりました。
ほぼ同サイズのバッテリーを入れ替えるだけなので、特に途中工程の記録はありません。
いきなりですが交換完了しました。
が、端子周りがタコ足配線で端子カバーが取り付けできません。
ETCやヘッドライトブースター、ヘラーソケット、silenthektikオルタネーターなど、バッテリー端子周りの配線が渋滞しているので整理整頓が今後の課題です。
何はともあれ交換が完了したので、さっそく充電器につないで補充電します・・・が、いつまでたっても80%以上の充電を知らせる緑LEDが点灯しません。
???
こんなときは今一度充電器の説明書を確認して・・・、と。
「緑LEDが点灯しない」場合は、「何かしらの異常でNFBが動作している」・・・ふむふむ。
・・・NFBはブレーカースイッチのことか・・・なるほどなるほど。
ん・・・!
な、なんかブレーカースイッチが出っ張ってませんか!?
ブレーカーがOFFになっていました・・・。
ブレーカーをONにしてしばらくすると、80%以上の充電状態を示す緑LEDが点灯しました。
もしかしてもしかして、交換前のLongバッテリーもまだ使えたのではないかと思いつつ、「ほぼ設計寿命まで使ったのだからヨシ」と自分に言いきかせて今回の作業は終了です。
【追記】たこ足配線の改善記事はこちら ↓
*1:型式51913のバッテリーは、主にR259系ボクサーに純正採用されています。