続々・バッテリー端子の整理整頓(トラブル調査編)

実は前回の記事は問題解決後のもので、作業中に発生したトラブルの経緯、調査した結果を記録しておきます。

 

作業の途中でキーを回してイグニッション・オンにしたところ車体側の8Aの芋虫ヒューズが切れました。

配線図の15(緑)から15S(緑/黒)に流れるラインのヒューズです。

切れてしまったヒューズを外した後の写真です。

 

ヒューズボックス裏の15Sに接続したD-UNIT™プラスの割り込み配線を外すと問題は発生しないので、車体側は異常なしです。

 

次にD-UNIT™プラス側を確認していきます。

原因探究のためD-UNIT™プラスの配線図を確認したいところですが、公開されていないので基板の裏側からテスターで導通確認しながら図を描いてみました。

基板裏側です。
白い汚れが付着しています。

想像通りこんな感じで結線されています。
20Aのヒューズは常時電源専用のようなので、用途に応じて変えてもよさそうです。

表から見ると複雑そうですが、図に描いてみると実にシンプルです。

 

先日のスターターリレーの件もあり、最初はリレーの故障を疑いました。

D-UNIT™プラスにはTONGLINGという中国メーカーのJQC-T78-DC12V-Aというリレーが使われています。

一般的なA接点リレーでAlịExpressなどで同様のものが数十円で売っています。

A接点なので一番右のダイアグラムになります。

 

D-UNIT™プラスの取扱説明書に従い常時電源の導通確認、リレーの動作確認を実施しましたが、問題なく正常に機能します。

取扱説明書はこちら ↓

D-UNIT™プラス側も異常はなさそうです。(疑ってごめんよ…)

 

車体側もD-UNIT™プラス側にも異常がないということは、僕の結線方法に問題がありそうです。

イグニッション・オンでヒューズが切れる原因を探究します。

今回油温計(電圧計)を常時電源に接続後にこの事象が発生しました。

原因探究のために芋虫ヒューズをすでに3本も無駄にしてしまったので、ヒューズブレーカーを使って検証していきます。

ショートの原因探究の間にヒューズを無駄にしない!
8Aはラインナップされていないので10Aで代用。

茶色いのがヒューズブレーカーです。
既に3本無駄にしてしまいました。

 

ヒューズブレーカーを繋いでヒューズが切れたときの状態を再現します。

作業性が悪いのでヒューズボックスは外しています。

 

イグニッション・オン!

 

・・・?

 

何度やってもヒューズブレーカーが切れません。

 

特に対策はとっておらず、やったことといえばD-UNIT™プラスの基板の裏側の白い汚れを落としたことくらい…。

基板の清掃前にテスターで確認しておけばよかったと反省していますが、この程度の汚れがショートの原因になるのだろうか?

10Aのヒューズブレーカーから8Aの芋虫ヒューズに交換しても正常に動作します。

 

原因は分からず終いですが、問題は解決しました。

すごく気持ち悪いですが、元通りに復旧します。