続・バッテリー端子の整理整頓(ヒューズの規格統一編)

デイトナのアクセサリー電源ユニットD-UNIT™プラスに接続する配線の整理整頓を行っていきます。

 

自作ヘッドライトブースター、USB電源、ETC、ヘラーソケットにそれぞれヒューズが組み込まれていますが、ガラス管ヒューズ、ミニ管ヒューズ、平型ヒューズ、芋虫ヒューズと規格がバラバラで、管理上よくありません。

整理整頓前


ヘッドライトブースターは、バッテリーケーブルの更新、LEDライトへの交換により十分な照度を確保できるようになったので撤去します。

撤去しました。

 

規格がバラバラのヒューズをD-UNIT™プラスに組み込まれている低背ヒューズに統一します。

油温計の電源は電圧計から分岐して取っていましたが、D-UNIT™プラスの常時電源から取ることにします。

整理整頓後

 

目次

 

USB電源

USB電源を改造します。

使用しているのはこちら ↓

特にこだわっているわけではないのですがデイトナの製品を使うことが多いです。

 

プラスケーブルからヒューズホルダーを切断しエーモンの圧着接続端子(3326)を使用してスプライスします。

エーモン/[3326]圧着接続端子/製品詳細ページ

赤線 AVS0.5の表示 外径φ2.00mm(実測)
黒線 20AWGの表示 外径φ1.75mm(実測)

20AWGはほぼ0.5sqですが、表示の異なる線を使用している理由が謎です。

 

出来上がったものがこちら ↓

ケーブルの長さはコネクター先端(ロック部分含まず)まで960mm
保護用のPVCチューブ(φ5.2)は870mm
ネクターは110型のオス
USB-C側の配線はイジってません。

 

ETC

ETCはミツバサンコーワMSC-BE51を使っています。

このケーブルはギボシ端子でヒューズホルダーを外せる構造なので、この部分をAVS 0.3の赤線に差し替え、ハーネステープで巻いて110型コネクター(オス)を取り付けます。

取り外したヒューズホルダーと改造したケーブル

 

ヘラーソケット

ヘラーソケットケーブルを作製します。

純正のケーブルを撤去し、新たに作製します。

撤去した純正ケーブル

以前購入したデイトナのヘラーソケットに付属していたコネクターを使用して、常時電源側にφ6の丸形端子をカシメてPVCチューブで保護したものを作製しましたが、ケーブル単体の写真や寸法データをとり忘れてしまいました。

作製したケーブルのコネクター部分です。
純正ケーブルはコネクター接続ではありません。

 

油温計

油温計のケーブルを改造します。

使用しているのはこちら ↓(これまたデイトナ製品)

 

改造したケーブルがこちら ↓

赤線、黒線の長さは白いコネクターを含まず、丸型端子の中心まで425mm
茶色線の長さはミニギボシ(オス)先端まで225mm
白いコネクターからミニギボシまでのφ5.2 PVCチューブは185mm
ギボシから丸型端子までのφ4 PVCチューブは155mm

 

まとめ

以上でヒューズの撤去が完了。

以下は接続後の写真です。

常時電源にヘラーソケットと油温計(電圧計機能含む)
ACC電源にETCとUSB

フレーム側の配線もスッキリしました。

USB電源の本体はグリップヒータースイッチの下に両面テープとタイラップで固定。

油温計(電圧計)表示部は左ハンドルに設置。

ヒューズボックスへのアクセスも良好です。

 

使用しているヒューズは、車体側の芋虫ヒューズ2個、D-UNIT™プラスの低背ヒューズ(20A,5A,2A)各1個の計5個となりメンテナンス性も向上しました。

低背ヒューズは太平洋精工(PEC)のものに交換しています。

アクセサリー電源はあと1か所余っています。

 

もともとの車体には8Aのヒューズが2個設置されているだけです。

純正のヘラーソケットケーブルにも同じ8Aのヒューズが採用されており、8Aの芋虫ヒューズ1種類ですべてを管理しています。

メンテナンスに対するBMWの設計思想に感心します。