アクスルシャフトのピンチボルトが錆びてきたので交換します。
ボルトのサイズはM8X35、純正部品番号は07119920121です。
このボルトは、パイロットリセス付きの六角穴付き低頭ボルトで、すでに廃番になっています。
通常の低頭ボルトは使用工具が5mm(上の図のB寸法)になりますが、パイロットリセス付きは6mmの工具が使用できるので、大きなトルクがかけやすくなります。(t寸法が3mmと浅いので注意が必要ですが)
現在は代替部品として純正部品番号07119901027が指定されています。
こちらは通常の六角穴付きボルトで、使用工具は6mm、t寸法も4mmと1mm深くなっているので作業性はこちらの方が良いと思います。
う~ん、すでに旧番の低頭ボルトは入手できないし、通常の六角穴付きボルトであれば、高価なBMW純正にこだわる必要もないかな…、
ということで、ホンダ純正部品を使用することにします。
BMW純正ボルト1本分の値段で、1台分、4本揃っておつりが来ます。
黒色クロメート以外は廃盤のようで、購入したものは、ホンダ純正部品番号96700-0803507になります。
前回ホイールを組みつける際に位置出しをしてあるので、ずれないように1本ずつ交換していきます。
古いボルトを外したら、アウターチューブ側の雌ねじをパーツクリーナーと綿棒で清掃して新しいボルトのねじ山にグリスを塗り、規定トルク(13~17N.m)の最小値で組みつけます。
人それぞれノウハウがあると思いますが、基本的には、この方法でボルトの締め付け作業をしています。
ボルト頭の高さは低頭ボルトが5mm、通常のボルトが8mmです。
たった3mmですが、やはり低頭ボルトの方がかっこいいですね。
というか、低頭ボルトでないと、やけに出っ張っていてかっこ悪い!
とりあえず機能上は問題ないので、今のボルトを使用しつつ、気長に低頭ボルトを探します。
たかがボルトですが、出来る限り調べて拘るのが楽しいです。
どこかのメーカーで純正の低頭ボルトないかな…、ヘクサロビュラでもいいかも…。
【追記】2023.4.2
良いボルトを見つけました。
品番 | サイズ | 入り数 | 価格 | ||||
d | S | Dc | K | L | |||
ZT07-2835 | M8 P=1.25 | 6 | 13 | 5 | 35 | 1本入り | ¥990 |
ZT37-3064 | M8 P=1.25 | 6 | 13 | 5 | 35 | 4本入り | ¥3,960 |
キャリパー用のブリッジボルトなので強度も問題ないでしょう。
錆びにくいチタン製であることも魅力的ですが、高価なので悩んでしまいます。