ブレーキペダルのグリスアップ

 

ブレーキペダルのグリスアップをしました。

もう二度とやりたくない作業です。

みなさんどのようにやっているのでしょうか。

何かすごく単純な見落としをしているような気もしますが、良い方法があれば教えてください

 

それでは作業に入ります。

ばらす前にプルロッドにテープで目印をつけておきます。

再組付けするときの目印にします。

 

 

13mmのメガネレンチを2本使って下の図の2番のボルトと6番のナットにかけて緩めます。

図の4番は無給油ブッシュなのだろうか?

そもそもグリスアップ不要?

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ばらしてお掃除しました。

上の図の24番のキャップがついてません。(次回の課題です)

僕がオーナーになってから一度もグリスアップしていないので、当然油脂類はなくなり、かなり汚れていました。

 

プルロッドをブレーキペダルに先に組んでしまうと車体に取り付けられないので、ペダルだけグリスアップして組付けます。

次にプルロッドのナックルジョイントをブレーキペダルに接続します。

が、この作業が問題です!

隙間が狭く目視しながら作業ができません!!

タンデムステップのプレートの裏側で見えません。

裏側から覗いても見えません。

下後方から覗くと見えますが隙間が狭い…、狭すぎる。
(写真は組付け後)

 

手探りで穴位置を合わせてボルト(クリップのついた6mmのピン)をナックルジョイントに通すのですが、何時間かかったことか!

リアホイールを外せば、もしかしたら目視できるのかもしれませんが、ブレーキペダルのグリスアップにそこまでね~と思いながら、結局どちらが早かったのか…。

 

【追記】2024.1.7

リアサスペンションを外すとブレーキペダルとプルロッドを組んだまま組付けられるようです。

YouTubeでサスペンションを外した後に組んだままばらしてたので、逆もまた然りではないでしょうか。

 

ナックルジョイントにピンが通ったら、目印のテープまでウイングナットを締め、遊びを調整すれば作業は完了です。

遊びの調整方法はRider's Handbookの96ページに記載がありますので以下にメモしておきます。

  • リアホイールを回して、ちょうどブレーキが利き始めるまでウイングナットを締める。
  • ウイングナットを3~4回転(約25㎜のブレーキの遊びに相当)緩める。
    遊びは25mm以下に調整。
  • ブレーキペダルの高さは、この記事の上の方にある図の7番のM6スクリューで行います。

 

とりあえず終わりましたが、もっと簡単に作業できないものか…。

で、考えたのがこちら。

SMCのGKM6-12を使用して、ナックルジョイントとロッドを分割できるような構造にします。

SMC GKM6-12
BMW純正部品のナックルジョイント部分と同寸法。ピンの固定方法も同じです。

 

φ6mmのロッドにM6並目おねじ加工したものを作製して、六角ナット(3種)でゆるみ止めします。

図にするとこんな感じです。
長さ464mmのロッドは特注品になります。
ナックルジョイント側20mm/ウイングナット側65mmおねじ加工(M6並目)


ブレーキペダルとナックルジョイントを接続してから車体に取り付け、後からロッドを組めば今回のように苦労せず簡単に作業できそうです。

そのうち作製してみようと思います。

 

【追記】2023.12.30

欠落していたキャップ(純正部品番号 35211244520)は入手が難しそうなので、近所のホームセンターでエラストマー樹脂製の六角ボルト用キャップ(M6用)を買ってきました。

4個入で税込み217円です。

株式会社 大里 型番:557-935
塩ビ製のものに比べ、型で成形しているので寸法精度が高く、肉厚も1.5mmあるのでしっかりしています。

 

さっそく取り付けてみました。

BIFORE

AFTER

 

ペダルから足を放した時のカツンッという金属音がなくなり、優しいタッチになりました。

ボルト頭との勘合が少し緩いですが押さえられた状態がデフォルトなので紛失しにくいと思います。

耐久性は未知数ですが、あと3個あるのでしばらくはこちらで代用します。