続・セルモーターの点検

点検して終わる予定でしたが、セルモーター内のグリスの劣化が疑われますので、分解洗浄してグリスアップしていきます。

 

最初の難関はブラシを固定しているスプリングの取り外しです。

樹脂製のブラシホルダーを割らないようにスプリングを外します。

 

いろいろと試しましたがうまく外れず、最終的にKTCのテンションスプリングツール(AB-7)をスプリングに通して、先端のフックを引っ掛けて、クルッと捩じったら外れました。

下の写真は解りやすいように外したスプリングに工具を掛けたところです。

 

出来ればこの金属製のカバーを外して、直接プラネタリーギヤを洗浄したかったのですが、カバーを変形させずに外す自信がなかったので、分解せずに灯油に一晩浸けて、パーツクリーナーで洗浄しました。

 

ばらした部品を洗浄して乾燥させます。

 

ブラシの長さは新品で18mm?のようですが、実測15.9mmと15.5mmなので、まだしばらくは交換しなくても大丈夫でしょう。

 

フィールドケース内もキレイに洗浄しました。

 

グリスアップしながら組み立てていきます。

 

組み立て完了しました。

 

普段お掃除できないので、ここもキレイにしておきます。

 

セルモーターをクランクケースに取り付けて完成です。

 

いずれは、マグネット剥離防止のクリップがついたEnDuraLastのセルモーターに交換を考えていますが、某国製のようで少し躊躇してしまいます。

 

【追記】

本家Valeoがモデルチェンジしてますね。

もちろんマグネット剥離の問題は対策されています。

www.motorworks.co.uk

これ欲しいです!