カウル(ロアカバー)の補修塗装

お風呂で汚れを落としていたら、汚れと共に塗装まで落ちました。

剥がれました…。

剥がれた範囲からして、製造時から下地処理が悪かったのではないかと疑いたくなりますが、すでに製造から33年以上経っているので塗装も劣化しているのでしょう。

まあ、車体に組みつけたときには、ほぼ見えなくなる場所なので、部分的に補修塗装をします。

元の塗装を侵さないように、補修にはアクリル系の合成樹脂塗料を使用します。(アサヒペンのホームページを参考にしました)

www.asahipen.jp

 

まずは、剝がれるだけ剥がして下地を整え、細目の研磨パッドで足付け、プラサフ、艶消しの黒で下塗りをします。

下塗り完了


限定車のクラシカルブラック用の塗料(Classicschwarz(162))は、海外通販で手に入りそうですが、費用、納期を考えると、「う~ん…」という感じなので、缶スプレーの近似色で代用します。
選んだ色は、BMWのダイヤモンドブラックメタリック(181)。
1980年代のBMW Mシリーズなどに採用されていますので年代的にも雰囲気が近いのかなと思います。

www.holts.co.jp

 

上塗りをしていきます。

一度に厚塗りするとメタリックの粒子が流れてしまうので、薄く重ね塗りしていきます。
乾燥したらクリアを重ねていきますが、こちらも一度に厚塗りすると、先に塗った塗料が溶けて、メタリックが流れるので薄く乾かしながら艶が出るまで重ねていきます。

ほぼ狙った通りの色味になりました。
室内では黒、陽光の下ではガンメタのように光ります。

クリア塗装直後

 

マスキングを剝がして、乾燥したら、耐水ペーパー、コンパウンドで仕上げて完成です。

ついでに裏側も艶消しの黒で塗りました。

 

いずれは再塗装が必要になるでしょうが、出来る限りオリジナルの状態を維持しつつ、愛情込めて補修しながら大切にしていきたいと思います。