フロントフォークのクロムめっき再生

フロントフォークのクロムめっきが薄くなり、下地が透けて見えてきたので、(株)東洋硬化さんにクロムめっき再生を依頼します。

ばらしてみると、アウターチューブと擦れたキズや、細かな点錆もありました。

費用は1本 19,000円(税別)、納期は約2週間とのこと。

摺動部のめっきが擦れて薄くなり、下地が透けて見えます。

アウターチューブと擦れたキズ。
スライドメタルが無い構造なので、直接フォークにキズが入ります。

フォーク上部の細かな点錆。

 

2022/4/10(日)に発送し、2022/4/23(土)に受け取りました。

このような段ボール箱で返送してくれます。

紙に巻かれて、さらにプチプチで巻かれた状態で段ボール箱に入っています。

クロムめっきが薄くなっていた箇所はもちろん、アウターチューブと擦れた傷や、細かな点錆もすっかり消えてきれいに再生されています。

検査表が同封されており、それによると、受入時の径が1本はφ38.41mm、もう1本はφ38.39mm。
2本とも下研削でφ38.0mmまで削り、めっき後の仕上げ研磨でφ38.44mm、最終仕上げ後の径がφ38.43mmです。
めっきの厚さが0.215mmということになりますね。
結構厚いです。

マイクロメーターを持っていないので、アナログノギスで実測してみました。
最小読取単位が0.05mmなので、参考程度ですが、φ38.45mmです。

アナログノギスで実測 φ38.45mm

 

CLYMER MANUALSによると、フォークチューブ径はφ38.425~φ38.450mm。
クロムめっき再生前は公差外だったようですが、再生後は公差内です。

特に仕上げ寸法を指定しなかったのですが、次回機会があればMAX側のφ38.450mmで作業を依頼したいと思います。

 

【追記】インプレッションはこちら ↓

1989-r100rs.hatenablog.com