8年ぶりにヘルメットを新調しました。
購入したのは、NOLAN社製のX-lite X-903 ULTRA CARBON。
イタリア製のカーボンヘルメットです。
現物を見ずに買いましたが、届いてみると今まで使っていた、Araiのラパイド IR と比べてずいぶんと大柄です。
日本にはAraiやSHOEIなどの世界のトップブランドがあるので、NOLANはあまりメジャーではありませんが、ヨーロッパではNo.1のヘルメットメーカーだそうです。
X-liteブランドで販売している製品は主にカーボンなどのFRP製、NOLANブランドで販売している製品はポリカーボネート製になります。
NOLAN社の製品はイタリア国内の自社工場で一貫生産されています。
外部委託せず、自国生産というのは日本のAraiやSHOEIなどの一部メーカーに限られており、大変珍しいと思います。
カーボン製ということでさぞかし軽いのだろうと期待して計測したところ、なんとラパイド IRと比較して約200gも重くなりました!(どちらもLサイズ)
- ラパイド IR 1,589g
- X-lite X-903 1,784g
持ったときはそんなに差が無いように感じましたが、豪華装備のツーリングヘルメットなので仕方ないですね。
製造工程の動画をYouTubeで見ましたが、プリプレグを使用したオートクレーブ成型ではなく、カーボンクロス等を型に積層したあとに樹脂を含侵させて成型しているように見えました。
量産ヘルメットでは一般的なのかもしれませんが、樹脂含有率の高さがあまり軽くならない理由かもしれません。
さらに重くなる要因として、デイトナで取り扱う製品は欧州のCE規格をベースに日本のSG規格に合致させるため補強されているそうです。
試着したところラパイド IRより側頭部がきついように感じましたが、長時間かぶってみないと痛みが出るかわかりません。
ラパイド IRは内装のホックが右のこめかみにあたって頭が痛くなることがありました。
いずれインプレッションしてみたいと思います。
いろいろ書きましたが、新しいヘルメットはうれしいです!
【追記】重さのせいかバランスが合わないのかわかりませんが、首への負担が大きく、数回しか使用していませんが手放すことにしました。